«  2013年8月16日  » 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
2013年8月16日


皆さん、ご心配をおかけしました。(> <)

昨晩、自宅でゆっくり眠ったら、元気になりました!

が、今日は、自宅での仕事もほどほどにし、残念ながら、退院後1週間は、ランニングも禁止されていますので、読書などでゆったりとした時間を過ごしたいと思います。

 ・
 ・
 ・

さてさて、私が入院している間(8/14)に、1名、ディレクターの新人(中途)が入社してくれました。

Oくんです。そのOくんを紹介させていただきますね。(^^ゞ


大竹.jpg


Oくんは、上智大学を卒業後、制作畑一本でがんばってきた真面目な若者です。

しかし、制作とは言っても、基本「紙」の分野ですし、紙がWebに変わった媒体でのWeb経験もレイアウトが決まっている中でのクリエイティブ(人材募集事業の原稿)を制作してだけであり、

そういう意味では、「現在の媒体」における制作にはタッチしてこず、その自分に危機感を感じ転職してきたのです。

そういう方には、まさに当社は最適!

ぜひ、ジツザイ化を学び、成果の出るWeb(媒体)作りを学んでいただき、数多くのお客様の成功を支援して行ってほしいものです。

ようこそ、デジタルワンへ。


一方、退職者も出ました。

忙しい中、私のブログをお読みいただいている方は、デジタルワンって社員増え続けてるよねぇ~!って思っていらしゃるかもしれませんが、確かに計画通り増えてはいますが、

反面、退職者も出ていることは事実です。

主なパターンは以下の3つです。

1.試用期間内(中途:3ヶ月、新卒:6ヶ月)での退職者

2.自らやりたいことを発見しそれにチャレンジするために退職する人

3.家庭の事情による退職者

です。

当社では、1と3が主ですが、2も出ます。

特に1は重要です。

退職率が低いことは、高いことよりは大事だとは思うのですが、だからと言って、退職率が低い会社(人が辞めない会社)っていうのが必ずしも「働きがいのある会社」とは限らないのではないか?と言うのが、私の考えです。

私が以前勤めていた富士ゼロックス社は、退職者が非常に少ない会社です。

でもその理由は、以下のような理由であり、

 ・給料が高い、
 ・休みが多い
 ・福利厚生がいい、
 ・オフィスが綺麗、
 ・社員の知能レベルが高い、
 ・労働モラルが維持されている、
 ・ある程度年功序列だからそこそこ上がれる、

だからある程度の年数をがんばってきたら、それを捨ててリスクのあること(例えば起業)にチャレンジすることを選べなくなり在籍し続ける道を選ぶ、という退職率の低さなのだと思うのです。

つまり、「働きがいのある会社」ではなく「働きやすい会社」なのだと思うのです。

では、GMOは?

どんどん人が入れ替わっていました。

ひと頃の光通信は?

毎月100人採用し、翌月を迎えられるのは2~3名と言われていました。

でも、その2~3名が、幹部に育ってゆくのです。

さてさて、どうなのでしょうか?

退職率は、低い方がいいとは言えますが、退職者が出てはいけないのでしょうか?

私は、誰にでも合う会社は、実は、誰にもピッタリとは適さない会社なのではないかと思うのです。

これは、当社の「ジツザイ化」の考え方と同じです。

あるゾーンの女性にピッタリ適合するサイトは、別のゾーンにいる女性には、合わなくて当然なのであり、会社も同じではないかと思うのです。

だからこそ、企業理念があり、行動指針があり、さらに当社には、5Promises、十四の願いがあります。

さらには、今現在、これらを基本に、具体的なデジタルワン像(デジタルワンとして尖る要素)の棚卸を開始し、それらをルールや制度に反映して行こうとプロジェクトを開始しました。


例えば、お客様の成功のために、自分の時間を持ち出せない人は当社に適合しませんし、部署を超えて協力体制を持てない人も適合しないと、それらを試用期間で相互確認するのです。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、あの靴のEコマースで有名な「米ザッポス社」には、10のCore Valueがあり、それに適合しない社員は、試用期間でも、その後でも、4,000ドルを支払って退職してもらうというルールがあるのです。

これらは、このブログのテーマである「Paradox実現企業」の重要なテーマでもありますので、2016年3月までの中期計画(3年間)の中で、明確に実行して行こうと考えています。

さてさて、話は戻し、今回の退職者は、実は、2なのです。

春にも1名、2の人が退職しました。

二人とも、今でも私とは個人的に食事をしたり情報交換していますが、二人の退職理由である「チャレンジしたいこと」が、確かに今の当社の事業群の中にはないのです。

だからこそ、残念なのです。

その場合は「社内に自分で作れば?」と言うのですが、実際にそこまでチャレンジャブルな人たちは少なく、いずれそうでもまずは、その集団の中で学びたいと言うのです。

ですので、入院中に考えたことの中の1つですが、日本のワークスアプリケーションが出している「カンバック・パス」の導入です。

一度、退職しても戻ってこれる「パス」です。

勿論、全員に出すものではなく、ある一定の条件の元で、且つ社内の同意を得た人だけでしょうけど。。。

でも、反面、こんな考えもありますよね。

一度、裏切った人間は、許さない!

「やられたらやり返す、倍返しだ!」です。(^^ゞ

これ(一度退職した人は復帰できない)は、大企業の考え方ですね。

ですので、私は、二度と、富士ゼロックスに戻れないのですよね。

さあ、あなたはどっちの考え方がフィットしますか?

 
 

« 2013年8月15日 | メイン | 2013年8月19日 »

Categories

  • カテゴリー1
Powered by
本サイトにて表現されるものすべての著作権は、当社が保有もしくは管理しております。本サイトに接続した方は、著作権法で定める非営利目的で使用する場合に限り、当社の著作権表示を付すことを条件に、これを複製することができます。
デジタルワン株式会社 代表取締役社長 中谷泰志

デジタルワン株式会社
代表取締役社長 中谷泰志

富士ゼロックス株式会社 本社営業戦略GM、壁紙ドットコム株式会社 創業・代表取締役社長、GMOインターネット株式会社 取締役を経て、2004年12月 デジタルワン株式会社を創業し、代表取締役社長に就任。他、金沢工業大学虎ノ門大学院客員助教授、一般社団法人日本優良品協会(LPAJ)設立・理事兼事務局長。


経営ノウハウ&WEB成功法則セミナー
2013年版 中国通販業界発展白書(日本語版)