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2013年4月23日


毎年の自動車保険の継続時期です、との書類が来ました。

で、中を見ると、Webで継続手続きができるとのこと、早速、その手順が書かれた資料を片手にWebサイトを訪問してみました。

あったあった、これだ!

で、手続きは・・・・

あれ?、クリックできない!、、、おかしい・・・、あれれあれれ。。。

理由がわかりました。

何と、Chromeに対応していないのでした。。。(ToT)


Chromeとは、皆さんもご存知の通り、Googleのブラウザーですよね。

いわゆる「IE」といわれるMicrosoft社のWebブラウザーの競合です。

で、このChromeですが、IT Mediaニュースの昨年8月の記事で、

「長らくトップシェアを誇っていたIEを追い抜き、シェア33.81%で、世界シェアナンバーワンになった」

掲載されていました。

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 ※出典:世界でのWebブラウザシェア推移(資料:StatCounter)


 ▶米GoogleのWebブラウザChrome 約3分の1(33.81%)のシェア獲得

 ▶2位の米MicrosoftのInternet Explorer(IE)のシェアは32.04%

 ▶3位のMozillaのFirefoxは23.73%

 ▶米AppleのSafariは4位で7.12%だった。

と。

では、日本ではどうかと言うと、同じページの下の方に、

 ▶IEが圧倒的な首位(シェア52.86%)だが、

 ▶Chrome(18.82%)と(2012年)6月に、
  初めてFirefox(17.72%)を抜いて2位になった、

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 ※日本市場ではChromeは7月に初めて2位になった(資料:StatCounter)


と書かれてあります。

しかし、ビジネス市場においては、おそらくは、逆転?、少なくとも同じレベルまで来ているのではないか?と、私は想像しています。

個人市場では、パソコンを購入するとIEがセットされていますので、そのままIEを使う方が多いように思いますが、

今や、仕事上、ITリテラシーが、ある程度高くなくては日常の仕事にも困りますので、ビジネス市場に務める方は、Googleの検索エンジンやスケジュールラー、GA(Googleの解析ツール)なども含め、WebブラウザーをChromeを使っている方が多いと思われます。

で、話は、戻しますが、にもかかわらず、この大手損保会社は、そのChromeに対応していないWebサイトを平気で公開している訳です。

18.82%と言えば、日本で2,000万人レベルの数

ですし、それが、

ビジネス市場に偏っている(保険の契約者に偏っている)のに、

ですよ。

で、私、ちょっとそのトンチンカンさに呆れ、その大手損保会社のWebサイトからメールで問い合わせをしてみました。

「貴社のサイトで契約継続処理を行おうとしたのですが、できません。。。
 Chromeに対応してないのでしょうか?」と。。。

答えは、いわゆる顧客問い合わせセンターの方からメールで返ってきました。

お詫びでした。貴重な意見として検討します、との答えでした。

その答えに、むむむ?となったので、さらに返信をしました。

Chromeが世界1位で、日本で2位とのこと、ご存知でしょうか?と。

貴社ともあろう会社が対応していないのはどうなのでしょうか?と。

ちょっとクレーマーぽかったですが、「社長」という立場としても気になりました。

そうしたら、すぐにレスポンスが返ってきました。
これは、素晴らしいです!
さすが!ですね。

でも、返答内容は「大変心苦しいのですが、改定時期は未定であり・・・」とのことでした。

はははー、わかりました。

現場は、最前線として、このような情報をキャッチしており、会社に改善要望を出しているに違いない!、

が、アホな上位層は、やれ予算だ、やれ優先順位だ、とか、いやいや、社長さんは関心がないのでしょう。

世界1位、日本で2位、2,000万人が使えないという現実、、、に鈍感極まりない姿勢、

当社は、朝令暮改ではなく、朝礼朝改、をモットーにしています。

これは、GMOインターネットの熊谷社長の言葉であり、私もまったく同意です。

東進ハイスクールの、「いつやるの? 今でしょう!」って、この会社の社長さんに聞かせてあげたいですね。

2,000万人のお客様の要望に鈍感になっている現実を恥と感じ、即座に改善する!ということに気づいてほしいです。

まあ、同じ(損保)商品は海外では売れないでしょうけど、日本にいる外国人も、世界1位のChromeを使っていることでしょう。

こうやって「ゴールとして勝ち得た社長というポジション」が現場との距離を縁遠くし
、その結果、世界から日本を遅れさせることになる・・・・ってことです。

はははは、たかがWebブラウザーで?って思いますよね、一事が万事ですよ。


★今日のキーワード:

Chrome対応していないサイトは、すぐに対応しないとダメです!

だって、2,000万人からのビジネスチャンスを失っているのですから。


★今日のParadox:

自分への戒めも込めて、

大きくなっても、経営トップは、お客様を敏感に感じ続けるべき!

現場(お客様の声)に敏感な会社、敏感な経営でなくては、楽しくない!

では、今日の社内です。

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管理部で、DANSシステムを担当しているSさんです。

DANSシステムって?

DigitalOne Accounting Noting System の略です。(^^ゞ


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デジタルワン株式会社 代表取締役社長 中谷泰志

デジタルワン株式会社
代表取締役社長 中谷泰志

富士ゼロックス株式会社 本社営業戦略GM、壁紙ドットコム株式会社 創業・代表取締役社長、GMOインターネット株式会社 取締役を経て、2004年12月 デジタルワン株式会社を創業し、代表取締役社長に就任。他、金沢工業大学虎ノ門大学院客員助教授、一般社団法人日本優良品協会(LPAJ)設立・理事兼事務局長。


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