社員を信頼する?、信頼しない?②
2007年秋頃、当社の幹部から「社長、私を信じてないですよね?、いや、幹部や社員の誰をも信じてないですよね?」って言われたのです。。。
自分でも、不思議でした。
そんなことを言われてちょっとビックリでした。
そして、がっかりしました。
あ~あ、俺もついに自分しか信じないワンマン社長になってしまったのかなぁ~。。。。
私は、そういう人(社員を全く信じず、会社中、猜疑心のあるような管理の仕方をしている経営者)を軽蔑していたからです。
社長たるもの社員を全面信頼し「騙すなら騙される方が良し!」と正義感たっぷり、それこそが武士の魂、それこそが企業の社長たるものである!とね。
ははは、顔から火が出そうですね。(^^ゞ
でも、正直、当時そう言われて、自分がどっちなのか(信じてるのか、信じてないのか)、正しくはわからなくなってました。
で、その答えを見つけるまで、長い時間がかかったように思います。
さー、答えですが、、、、それは、
社員を「信じている!」です。
が、
全部を盲目的に「信じている」わけではなく、
その中に「信じていない要素がある」です。
つまり、
「信頼し信頼していない」
が答えなのです。
わはははは、すみません。(^^ゞ
で、何を隠そう、最も信じていない(部分がある)人が「私自身」なのです。
会社は、簡単に倒産しますよね。
特に、小さな企業は、1つの判断ミスで、簡単に倒産しちゃいます。
皆さんご存知と思いますが、日本の企業数は約270万社で、そのうちペーパーカンパニーなどを除くと、実際の稼働している企業数が160万社と言われています。
で、そこに毎年新しい会社が、約10万社誕生するわけですが、最初の1年間で約50%が無くなり、10年間で97%がなくなる(3%しか残らない)とのデータが出ています。
会社を存続することはそれほど難しいのです。
つまり、私が間違うと、中小企業など1つのミスで簡単に潰れますので、会社も社員もその家族も路頭に迷わせることになるわけです。
自分がそんなにすべてを正しく判断できる人間であるはずがありません。
だから、自分を信じないようにしている、そういうことです。
同じく、幹部以上は、一般スタッフと比較し会社の浮沈に影響する立場にいる訳ですから、私の次に信じない人な訳です。
はははは、変な話しですね。
私が、信じない、信頼しない人は採用しませんし、もし見立て違いで採用してしまったら辞めてもらいますので、今いる社員は、全員心の底から信頼してます。(^^ゞ
しかし、打合せの時間に遅刻したり、納期を過ぎてしまったり、目標を達成できなかったり、って、個々人によりますが「信頼していない」ところもあります。
はははははは、なんか、笑えますね。
幹部になると、私視点、つまり、社長視点で、こいつは私と同じ視点で判断できるか?と考えてしまうので、細かーーーーいところまで注意しちゃうんですよね。
だから「信頼してくれてませんよね?」となります。
つまり、かわいい部下ですよね。
★今回のParadox:
社員を信頼し信頼していない組織は強い!
私はそう思います。
今日のワンショットです。
だれでも事業部(中小企業コンサルティング事業)のMakeWinグループのKくんです。
MGR職です。
お客様からの信頼度抜群です!
私からみても、信頼出来ない部分のまったくないスタッフですね。(笑)
この笑顔、パッション、素晴らしい男です。
新卒で、タイヤのピレリ社に入社し法人営業を経験し、当社に転職してきました。
MakeWinとは、お客様に(最初の)Win(笑顔)を作ることがミッションのチームです。
まあ、一般の会社では、新規営業チームと言うんでしょうね。
でも、新規営業って、こっちサイドの言い方ですよね。
お客様のサイドからしてみれば、新規に営業されちゃう訳ですよ。
なんか、おかしいですよね。(^^ゞ
ですので、MakeWinグループなのです。