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2013年11月22日


昨晩の中国事業のディスカッション、新たな視点が開けました!

やはり、一人で悩んでいてもダメですね。

正直、この中期事業計画の中で、中国事業の今後をどうしようか悩んでいましたので、「集中と選択」という考え方、また、ドラッカー曰く「廃棄の重要性」ですので悩んでいましたので非常に価値のある時間でした。

ゆえに、これを通じ、判断をしてゆきたいと思っています。(^^ゞ


 
で、話は変わって・・・・

いや~、今朝も勉強不足を猛省しました。(汗)

 ここのところ、毎日猛省なのですが。。。。(大汗)

タイトルは

「VIPとして注目される
 フィリピンの近況とその活用」


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であり、

ASJ株式会社 神田社長 のお話をお伺いしました。

フィリピンに対する認識が大きく変わりました。

皆さんはきっとご存知かと思いますが、自分のための議事録として今日は書きたいと思います。

 
1.好調なフィリピン経済と特徴

 ・フィリピンは「人材大国」
  →英語公用語、豊富な人口(1億)、安い人件費

 ・カソリックの国 → Happy、Happyの国民性

 ・生産拠点として脱中国の受皿になっている。

 ・ポストBricsとして「VIP大国」と呼ばれるようになった。

 ・日本から4時間、時差ほぼなし、飛行機たくさん飛んでいる、
  12月から羽田発ができる、
  9:30に乗ると13:30頃に着く
 
 ・国の平均年齢23.4才

 ・一方、日本は、44.9才です。(2011年) 

 ・全人口の50%以上が25才以下なのです。

 ・毎年200万人増加している。ベトナムは減っている。
  人口ボーナス国は「インド」と「フィリピン」

 
 これが、2000年の人口構造比較!

 
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 勿論、左がフィリピン、右は日本!(涙)


 驚きの人口構造ですよね!


 
2.進出のメリット

 ・電子部品産業が多い。 
  村田製作所、キャノン、ブラザー工業、古河電気、日本電産など。

 ・12年6月 ユニクロ1号店(世界中の店舗の中で売上上位)、

 ・13年4月ファミマ1号店(5年以内に300店)

 ・2010年、コールセンターの売上7,000億円。
  インドを抜いて世界No1に!

 ・信用評価(格付け)が上昇
 
 ・日本はフィリピンの最大の貿易相手

 
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 ・GDP、6.6%(12年)

 ・国際収支6億ドル黒字

 ・インフレ率最低

 ・海外からの送金の大幅増加(2兆円)、
  ←1000万人(人口の10%)海外で働いている。

  ドクターや看護師が多い。
  英語ができるのでどこでも行ける。

  日本はハードルも高いので、
  日本に来ることはまったくインセンティブにはならない。

 
3.BPM/ITO(ITのアウトソーシング)躍進の事情
 
 ・世界のBPM/ITOの受国として、インド50%、フィリピン20%

 ・コールセンター、発音が綺麗、我が強くない(イエスサーの世界ゆえ)

 ・BPM/ITO産業への優遇措置がアジアで一番高い。
  しかも柔らかい仕組みになっている。

 ・法人税免除(4年~6年、最大8年まで)
  →その後のグロス課税で5%(通常32%)
    =経費課題などを含めると実質15%

 ・Mobile事情 

  普及率:112%(12年末) ⇔ 固定:普及率3.8%
  課金方式:9割がプリペイド
  SMS利用率は世界1(20億件/日)→SNSに急速転換
  スマホ急速に普及:39%(日本と同じ時期に最新式が発売される)

 ・Facebook 世界で8番目のユーザー数

 
4.グローバル人材(フィリピンの強み)

 ・ビジネス英語で世界1(2年連続):7.95
  ←日本は「4.29」(3ページ目=ラストページ)


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  ※ピアソン傘下の米国GE(GlobalEnglish)社調査

 ・セブ語学学校(韓国:12万人、日本:2万人)
  圧倒的なコストパフォーマンス

 ・短期留学(フィリピン大学短期留学)→1ヶ月:28万円

 ・Full Time Course(6ヶ月)英語+IT(例:java、C++など)

 ・スカイプマンツーマン英語:25分で200円(月6000円)

 
5.リスク最小の進出形態

 ・QSTというサービスがある → 最短3ヶ月でスタートできる。
  専用事務所の開設と運用、現地法人設立手続き・開設、人員採用、
  全てを用意してくれるサービス。

質疑応答:
 ・コネと賄賂は?

  →政治的に安定している。
   アキノ大統領(娘)が賄賂撲滅運動徹底3年間経過、後3年。
   支持は高い。

  →荷物の開封(チェック)ができない。保税倉庫は各企業の中にある。

 ・差別は?
  →女性の進出度世界で5番目。日本は135番目。
   賃金格差、まったくなし。
   企業のCFOは女性が多い。ダブルインカムが多い。

  →初任給の5万円(日本での価値:25万円)
   ダブルインカム=50万円になる。

 ・米国に対する感情
  →アキノ大統領は、フィリピンには2人のブラザーがいると言っている。
   1人目は米国、2人目は日本だと言っている。
   特に、若者は親日。


という感じです。

箇条書きで羅列していますので、興味のない方は退屈で申し訳ありませんが、このチャンス、どのように活かすか、考え始めます。

勉強不足を猛省でしたが、一方、大変貴重な時間を過ごすことができました。

さあ、皆さんも考えてくださね!(^^ゞ

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デジタルワン株式会社 代表取締役社長 中谷泰志

デジタルワン株式会社
代表取締役社長 中谷泰志

富士ゼロックス株式会社 本社営業戦略GM、壁紙ドットコム株式会社 創業・代表取締役社長、GMOインターネット株式会社 取締役を経て、2004年12月 デジタルワン株式会社を創業し、代表取締役社長に就任。他、金沢工業大学虎ノ門大学院客員助教授、一般社団法人日本優良品協会(LPAJ)設立・理事兼事務局長。


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