経営者朝食の会「フィリピンの近況」
昨晩の中国事業のディスカッション、新たな視点が開けました!
やはり、一人で悩んでいてもダメですね。
正直、この中期事業計画の中で、中国事業の今後をどうしようか悩んでいましたので、「集中と選択」という考え方、また、ドラッカー曰く「廃棄の重要性」ですので悩んでいましたので非常に価値のある時間でした。
ゆえに、これを通じ、判断をしてゆきたいと思っています。(^^ゞ
で、話は変わって・・・・
いや~、今朝も勉強不足を猛省しました。(汗)
ここのところ、毎日猛省なのですが。。。。(大汗)
タイトルは
「VIPとして注目される
フィリピンの近況とその活用」
であり、
ASJ株式会社 神田社長 のお話をお伺いしました。
フィリピンに対する認識が大きく変わりました。
皆さんはきっとご存知かと思いますが、自分のための議事録として今日は書きたいと思います。
1.好調なフィリピン経済と特徴
・フィリピンは「人材大国」
→英語公用語、豊富な人口(1億)、安い人件費
・カソリックの国 → Happy、Happyの国民性
・生産拠点として脱中国の受皿になっている。
・ポストBricsとして「VIP大国」と呼ばれるようになった。
・日本から4時間、時差ほぼなし、飛行機たくさん飛んでいる、
12月から羽田発ができる、
9:30に乗ると13:30頃に着く
・国の平均年齢23.4才
・一方、日本は、44.9才です。(2011年)
・全人口の50%以上が25才以下なのです。
・毎年200万人増加している。ベトナムは減っている。
人口ボーナス国は「インド」と「フィリピン」
これが、2000年の人口構造比較!
勿論、左がフィリピン、右は日本!(涙)
驚きの人口構造ですよね!
2.進出のメリット
・電子部品産業が多い。
村田製作所、キャノン、ブラザー工業、古河電気、日本電産など。
・12年6月 ユニクロ1号店(世界中の店舗の中で売上上位)、
・13年4月ファミマ1号店(5年以内に300店)
・2010年、コールセンターの売上7,000億円。
インドを抜いて世界No1に!
・信用評価(格付け)が上昇
・日本はフィリピンの最大の貿易相手
・GDP、6.6%(12年)
・国際収支6億ドル黒字
・インフレ率最低
・海外からの送金の大幅増加(2兆円)、
←1000万人(人口の10%)海外で働いている。
ドクターや看護師が多い。
英語ができるのでどこでも行ける。
日本はハードルも高いので、
日本に来ることはまったくインセンティブにはならない。
3.BPM/ITO(ITのアウトソーシング)躍進の事情
・世界のBPM/ITOの受国として、インド50%、フィリピン20%
・コールセンター、発音が綺麗、我が強くない(イエスサーの世界ゆえ)
・BPM/ITO産業への優遇措置がアジアで一番高い。
しかも柔らかい仕組みになっている。
・法人税免除(4年~6年、最大8年まで)
→その後のグロス課税で5%(通常32%)
=経費課題などを含めると実質15%
・Mobile事情
普及率:112%(12年末) ⇔ 固定:普及率3.8%
課金方式:9割がプリペイド
SMS利用率は世界1(20億件/日)→SNSに急速転換
スマホ急速に普及:39%(日本と同じ時期に最新式が発売される)
・Facebook 世界で8番目のユーザー数
4.グローバル人材(フィリピンの強み)
・ビジネス英語で世界1(2年連続):7.95
←日本は「4.29」(3ページ目=ラストページ)
※ピアソン傘下の米国GE(GlobalEnglish)社調査
・セブ語学学校(韓国:12万人、日本:2万人)
圧倒的なコストパフォーマンス
・短期留学(フィリピン大学短期留学)→1ヶ月:28万円
・Full Time Course(6ヶ月)英語+IT(例:java、C++など)
・スカイプマンツーマン英語:25分で200円(月6000円)
5.リスク最小の進出形態
・QSTというサービスがある → 最短3ヶ月でスタートできる。
専用事務所の開設と運用、現地法人設立手続き・開設、人員採用、
全てを用意してくれるサービス。
質疑応答:
・コネと賄賂は?
→政治的に安定している。
アキノ大統領(娘)が賄賂撲滅運動徹底3年間経過、後3年。
支持は高い。
→荷物の開封(チェック)ができない。保税倉庫は各企業の中にある。
・差別は?
→女性の進出度世界で5番目。日本は135番目。
賃金格差、まったくなし。
企業のCFOは女性が多い。ダブルインカムが多い。
→初任給の5万円(日本での価値:25万円)
ダブルインカム=50万円になる。
・米国に対する感情
→アキノ大統領は、フィリピンには2人のブラザーがいると言っている。
1人目は米国、2人目は日本だと言っている。
特に、若者は親日。
という感じです。
箇条書きで羅列していますので、興味のない方は退屈で申し訳ありませんが、このチャンス、どのように活かすか、考え始めます。
勉強不足を猛省でしたが、一方、大変貴重な時間を過ごすことができました。
さあ、皆さんも考えてくださね!(^^ゞ