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2013年11月13日


今日は、ちょっと重い話材です。

これは、以前にも、書かせていただきましたが、私が本当に微力ながらご支援させていただいています、福島の新NPO法人「こころ未来プロジェクト」、からの報告です。

何の数字かと言いますと、、、

福島県の県民健康管理調査(平成25年9月現在)によりますと、

甲状腺癌、および、
甲状腺癌の疑いのある事故当事未成年者数が、

H23-H25/9月までで、

「59名」となった

という報告(発表)のことです。

これを地域別にマッピングしたものが、以下です。

 
 resize0799.jpg

 
これが多いのか少ないのか?という話しですが、

一般的に、専門医は別として、
1名の小児科医が甲状腺癌の患者を担当する機会は、
一生に一度あるかないかだそうですし、、、

さらに、1つの見方として、

チェルノブイリのデータは、以下です。

 
 resize0800.jpg


事故発生は1986年4月ですので、その翌年から徐々に増え始め、

約4年後の1990年には15名となり、
その後、毎年50人レベルとなっています。。。
(※以下は、上記の表をグラフ化したもの)


 resize0801.jpg


で、以下は、福島のH23年~H25年9月までの年度分布です。


 resize0802.jpg

 
赤いラインを引いたところですが、

H23年 14例
H24年 44例
H25年  1例(※但し1月-9月まで)

となっています。

で、H25年が少ない理由は、

・まだ、今年の調査は「半年」だということ、

・「B判定者」の再検査がなされていないこと、
 (B判定=5mm以上のシコリか20mm以上の嚢胞保持者を指します)

・前年までの計測した人を再度計測していない、
 (「潜伏期間が4年」と言われている)

からだそうで、潜在的には、H24年同様(以上?)の数値ではないかと想定されるそうです。

また、この細胞診の検査の的中率は、96%とのことですので、ほぼこの全員の方が、残念ながら癌化していると思われるそうです。

さらに、この発症年齢が10代であることも悲惨な結果としか言いようがないです。。。


今、世間では、小泉元総理の発言をめぐってゴタゴタしていますが、

私は、小泉元総理の言うとおり、
国家の方針として「原発ゼロ」を目指すべき!とするべきと思いますし、

この事実(上記データ)を重く受け止め、福島の現状に対し、楽観的な見方をするのではなく悲観的に見ること、

そして、それを基に、最大限の対策(少しでも疑わしきは「徹底対策」)を打つべきであると考えます。

2020年、日本の将来を握る東京オリンピックまで、まだ7年あります。

ですので、

▶どんな小さなことにも蓋をせずに、

▶むしろどんどんオープン化し、

それに対し、

▶最大限の、これ以上ないという対策を実行すべき

と思います。

そして、その様子を、日本国内に、そして世界に向けて、発信すべきと思います。

それが、

世界に誇れる日本の姿勢だと、

私が大好きな日本だと、

強く思います!

 ・
 ・
 ・

なんか、急に、24(TWENTY FOUR:米国の超ヒットドラマ)のパーマー大統領とテーラー大統領を思い出しました。

私、このドラマ、大好きなので。

ドラマとは言え、両大統領の正しい信念を貫こうと言う姿勢、間違った場合の対処判断、には感動しますよ。

ははは。(^^ゞ


 

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デジタルワン株式会社 代表取締役社長 中谷泰志

デジタルワン株式会社
代表取締役社長 中谷泰志

富士ゼロックス株式会社 本社営業戦略GM、壁紙ドットコム株式会社 創業・代表取締役社長、GMOインターネット株式会社 取締役を経て、2004年12月 デジタルワン株式会社を創業し、代表取締役社長に就任。他、金沢工業大学虎ノ門大学院客員助教授、一般社団法人日本優良品協会(LPAJ)設立・理事兼事務局長。


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