2013年1月31日 « トップへ » 2013年2月 4日
2013年2月 1日
事例紹介:早川書房様
■事例紹介:株式会社早川書房様 インタビュー
売り上げが飛躍的に伸びました。社内での評判も良好です。
見た目や使い勝手もとても良くなったと思います。
サイトを作ってもらうのはどこにお願いしても同じですが、
リリース後どのように売上を伸ばすかまでをコンサルティングしてくれるのは
デジタルワンだけでした。
(左から)
株式会社早川書房
マルチメディア課副課長: 阿部 毅 様
マルチメディア課副課長:小都 一郎 様
※以下敬称を略させていただきます。
■1. コンサルティング・リニューアルサービスを利用した経緯・目的
なぜ今回のプロジェクトにECコンサルティングサービスを
利用する事になったのでしょうか?
阿部 :今までは情報発信がメインのサイトで物販にはあまり力を入れていませんでした。
そこで今回、買い物カゴやクレジットカード対応等の機能を充実させ、見せ方・管理方法を
より良い物にしようとなり、ECコンサルティングサービスを利用する事になりました。
■2. デジタルワンを選んだ理由
なぜたくさんあるコンサルティング会社の中からデジタルワンのECコンサルティング
サービスを選んだのでしょうか?
阿部 :インターネット技術は常に進歩しているので、それをすべてわれわれだけで
カバーしていくのは不可能です。
こちらの要望に対して最適な技術を提案してくれるコンサルティングを必要としていました。
事前相談の際に中谷社長からご提案いただいたいくつかのアイデアと、目標設定、
それを実現するための方法の説明に、説得力を感じました。
小都 :サイトを作ってもらうのはどこにお願いしても同じですが、
リリース後どのように売上を伸ばすかまでをコンサルティングしてくれるのは
デジタルワンだけでした。
■3. サービスを利用しての感想
コンサルティングサービスを利用していかがでしたか?
小都: デジタルワンのプロジェクトの進め方や、またリリース後のアドバイスにも、
とても満足しています。
スケジュール管理は徹底していて、次に我々が何をすればいいのかを明確に
指示してもらいました。
通常他の会社だと、サイト設計とデザイン制作だけだと思いますが、デジタルワンは、
事業シミュレーション設計や、コスト面でどのように運用すべきかまで、親身になって
相談にのってくれました。
例えば、クレジットカード決済、メルマガ配信の業者との間の窓口にもなってもらいました。
それぞれの価格の相場がわからなかったのですが、それを踏まえた上で
代わりに交渉にまで応じてもらいました。
阿部 :私はプロジェクトの進め方自体が、今後の仕事の進め方に、多いに参考になりました。
あらゆる情報をメーリングリストで共有したのですが、このような形で情報共有しながらの
作業をしたことがなかったので、たいへん新鮮で刺激的でした。
■4. リニューアル後の効果
リニューアル後の効果をどのように感じていらっしゃいますか?
小都: 第一に売上が飛躍的に伸びたことに感謝しています。
社内での評判も良好です。見た目や使い勝手もとても良くなったと思います。
また、リリース後はアクセス解析のデータを分析して提出してもらえるので、とても助かります。
しかも、解析結果の数値を報告してもらうだけではなく、他との比較や、
数値の意味まで教えてくれるので勉強になります。
■5. 今後デジタルワンに期待すること
最後にデジタルワンに今後期待することをお願いします。
阿部 :サイトに完成形はないと思っています。
現時点ではEC部分を強調したサイトになっていますので、売上増進へのアドバイスを
期待しています。
今後は、作家の詳細情報や読み物も掲載し、ユーザーがデータベースとしても
使えるサイトを目指していきたいので、ブログ等の利用方法についても相談に
のってほしいと思います。
小都 :インターネット技術は次々と進化するので、新しい技術を教えてほしいですね。
また何かあれば相談しますので、 よろしくお願いします。
■6. Webサイト紹介
ハヤカワ・オンライン
SF・ミステリー本において国内で一番歴史の長い出版社である早川書房様は、
自社サイト「ハヤカワ・オンライン」により、1997年から本のネット販売を
行っていらっしゃいました。
インターネットによる自社商品の販売には早い時期から取り組まれていたのですが、
最近では大手オンラインブックストアの勢いもあってWebサイトからの売上が
伸び悩んでおられ、インターネットによる売上向上のためのソリューションを
デジタルワンからご提案させていただく運びとなりました。
出版社独自の強みを活かしたWebサイトリニューアルを行った結果、
リリース翌月には売上をリニューアル前の約5倍にまで伸ばすことができました。
■7. 担当ディレクターの声
早川書房様の場合は、リニューアル前に行ったアクセスログ解析の結果から、
「これから発売される刊行予定の情報を確認する」ためにサイトを頻繁に訪れている
ロイヤルユーザがたくさんいらっしゃることがうかがえました。
そのファンの皆様に、いかに(他のオンラインショップでなく)ハヤカワ・オンラインで
買い物をしていただき、もっとハヤカワ・オンラインに親しみをもっていただけるかが
サイリニューアルの目的でした。
・欲しい本が探しやすくて、買い物がしやすく、
・SF・ミステリー作家の情報がたくさんあり、
・他の人が読んだ本の感想を読むことができて、
・ファン同士が意見を交換できて・・・・
と、ヒアリングやブレストを重ねるうちに、ユーザにとって理想のWebサイトが
どうあるべきなのかが徐々に見えてきました。
ファンが集い、育っていただく場所にするために、重要な点は特に2点でした。
1.ユーザの基本導線設計
(情報を見るだけでなく、複数回の訪問を促し、買うまでつなげる)
2.ファンへのフォローの設計
(ここで買う付加価値をつけるフォローをする)
複数回訪問するユーザの導線設計をおこなったところ、売上の向上に繋げることが
できました。
今回のリニューアルでキーポイントとなったコンテンツは、「メールマガジン登録」と
「関連商品の紹介」でした。
また、サイト内での解決策だけではなく、運営する側の体制やプロモーションについても、
十分に見直しを検討する必要があることも、プロジェクトを通して実感しました。
今回のサイトリニューアルにより、欲しい本を探しやすく買い物がしやすいサイトに仕上がり、
ハヤカワ・ファンが求める理想の「ハヤカワ・オンライン」にまず一歩近づくことができました。
この先、ファン同士が意見を交わし、情報を共有できるコミュニティの育成に
繋げていくために、私達デジタルワンが少しでもお力になることができれば
嬉しく思います。
2013年1月31日 « トップへ » 2013年2月 4日