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【ごあいさつ】取締役(社外) 松室 哲生

取締役(社外) 松室 哲生

私は永年、ダイヤモンド社という出版社で活動をしてきました。そのなかで、1995年から99年まで『週刊ダイヤモンド』という経済週刊誌の編集長を務め、その後役員として経営に携わり、2004年末に役員を辞し、独立し現在に至っています。
これだけを読むと私のダイヤモンド社での人生は経済記者のみのようにも読めますが、実際は違います。実はダイヤモンド社の歴史の中で私ほどさまざまな経験をしてきた人間はいないのではないかと思います。

たとえば、新規事業部門のような部署にいる時には『ビデオダイヤモンド』という映像で読む『週刊ダイヤモンド』を開発し、ソニーの協力を得て商品化に成功しました。その勢いをかわれて、三菱商事と同社の通信衛星を保有する子会社の宇宙通信が主軸になって作った「スペースウェーブ」という会社に出向し、ビジネス専門の放送局の立ち上げを行ないました。私と同年代の三菱商事から出向してきた人間と一緒に会社の立ち上げと事業の立ち上げをしたわけです。

話が逆になりますが、それよりずっと若い20代後半の頃にはダイヤモンド社初の男性誌『BOX』の創刊に関わりました。それまで記事を書くことがすべてと思っていた人間が記事を書かせる編集者の立場になったわけです。当時のフリーのライターには後年テレビのキャスターになったり、直木賞作家や大宅賞作家になったりした人など、現在の著名人が綺羅星のごとく集まっており、その人たちと丁々発止して雑誌を作り上げていました。

まだ無名だったホイチョイプロダクションズ(その後、「見栄講座」という大ベストセラーを作り、80年代の野郎どもを虜にした映画の「私をスキーに連れてって」を制作した人たちです)に連載を依頼し、編集担当をしましたが、その連載が後年ダイヤモンド社から発行され大ベストセラーになるといった経験もしています。

「スペースウェーブ」から戻った後は経営企画室で経営計画策定の傍ら、海外とのビジネスの窓口となり、交渉を行なうと同時にアメリカの現地法人立ち上げのため、ニューヨークに長期間滞在して準備を行なっていました。結局、バブル崩壊のあおりを受け、現法立ち上げは取りやめとなりましたが、私は初代の現法の駐在となる予定でした(人生変わっていただろうなぁ)。

このアメリカ駐在が取りやめとなった後、『週刊ダイヤモンド』の副編集長としてモデルチェンジに関わります。93年春にB5判だった雑誌をA4判に変え、現在に至るわけですが、このモデルチェンジが大成功し、部数が大幅に伸びるわけです。少し自慢をしますと、私が編集長のときが『週刊ダイヤモンド』の史上最高部数を記録していて未だに破られていません。えへん。

そうそう、編集長の最後の頃は新雑誌プロジェクト長としてマネー誌の企画を行ない、その後は発行人として『ダイヤモンドZai』を創刊しました。私は主に書店さんや取次を回って売るために奔走したり、この事業の採算性ばかり考えていましたが、編集長以下、スタッフが頑張ったお陰で、創刊号は30万部完売、広告収入1億円という目標を達成しました。

中谷社長との出合いは、ある一人のダイヤモンド社の後輩社員からの紹介で実現しました。2009年だったかな?
「松室さん、紹介したい面白い人がいるんですが、時間ありますか」 こんな調子だったと思います。なかなかできる男で、そういう人間の話にはすぐに乗るタイプの私は、即座にOKを出し、最初の出合いの場所だった神楽坂の、とある居酒屋へ向かったのでした(何かこう書くと恋人との出合いみたいだなぁ)。

ジャーナリストというのは元来情報に飢えている職業です。いつもどこかに面白い情報(面白い人)はないかと探し求めて渇望しているところがあります。パーティーなどで人に会い、話をして面白そうだなと第六感が閃くとすぐに「今度伺いますから話を聞かせてください」となります。
しかし面白そうな情報に出会うことは、そんなに数多くありません。データベースを探したからといって見つかるわけじゃなし。
どんな情報も唯一頼れるのは「人」です。情報論はさておき、人が人を呼び、人が情報を呼ぶ.その結果が中谷社長との出合いだったのは間違いありません。

 中谷社長の最初のインパクトは強烈でした。まずとっても理論的。だから話にたいへん説得力がある。そしてよく通る大きな声(後に分かったカラオケにおける美声)。そのどれもが明るい笑顔と相まって中谷ワールドを生み出しているのです。だから話をしていて楽しい。私はすぐに中谷社長の虜になりました。

私はその場で中谷社長に取材を申し込みました。私が主催するサイト「おもろい会社研究所」に企業記事として掲載するためです。2009年の末だったように記憶しています。そこでデジタルワンの事業の構造を知り、さらに深くこの会社のことを知り、そして信頼と親しみを感じました。
その記事はいまでも下記にアクセスして読むことができます。

http://www.vnetj.com/45why/why51.html

デジタルワン株式会社の魅力は、英知の詰まった信頼できる最先端のサービスを企業あるいは歯科医のお客さまに届け、そこからさらに信頼を深めていただくことでビジネスを広げている会社だという点にあります。この広がりは、実は無限に広げられる可能性を秘めています。もちろん戦略的に市場を絞り、現在のビジネスを展開しているわけですが、この信頼を積み重ねる行為(それによってお客さまに満足を得ていただくこと)によってさらにデジタルワンという企業に仕事が集まってくるのだと考えます。

こんな表現をすると、「どんな業種でも同じだろう」と言われそうですが、実はそうではありません。ネットにおける市場はまだまだ未分化のままです。未成熟と言ってもいい。したがって、市場が混沌としています。成熟しているリアルな市場でさえ、このデフレ下で成功している企業は無数にあるという現実を見れば、大いなるチャンスがそこには広がっていることが分かります。

だからデジタルワンのように英知を結集してコンサルティングができる企業は強いし、可能性があるのです。
そんなわけで私もデジタルワンの一員として、英知を方向けた仕事をしていきたいと思っています。


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