毎年の自動車保険の継続時期です、との書類が来ました。
で、中を見ると、Webで継続手続きができるとのこと、早速、その手順が書かれた資料を片手にWebサイトを訪問してみました。
あったあった、これだ!
で、手続きは・・・・
あれ?、クリックできない!、、、おかしい・・・、あれれあれれ。。。
理由がわかりました。
何と、Chromeに対応していないのでした。。。(ToT)
Chromeとは、皆さんもご存知の通り、Googleのブラウザーですよね。
いわゆる「IE」といわれるMicrosoft社のWebブラウザーの競合です。
で、このChromeですが、IT Mediaニュースの昨年8月の記事で、
「長らくトップシェアを誇っていたIEを追い抜き、シェア33.81%で、世界シェアナンバーワンになった」
と掲載されていました。
※出典:世界でのWebブラウザシェア推移(資料:StatCounter)
▶米GoogleのWebブラウザChrome 約3分の1(33.81%)のシェア獲得
▶2位の米MicrosoftのInternet Explorer(IE)のシェアは32.04%
▶3位のMozillaのFirefoxは23.73%
▶米AppleのSafariは4位で7.12%だった。
と。
では、日本ではどうかと言うと、同じページの下の方に、
▶IEが圧倒的な首位(シェア52.86%)だが、
▶Chrome(18.82%)と(2012年)6月に、
初めてFirefox(17.72%)を抜いて2位になった、
※日本市場ではChromeは7月に初めて2位になった(資料:StatCounter)
と書かれてあります。
しかし、ビジネス市場においては、おそらくは、逆転?、少なくとも同じレベルまで来ているのではないか?と、私は想像しています。
個人市場では、パソコンを購入するとIEがセットされていますので、そのままIEを使う方が多いように思いますが、
今や、仕事上、ITリテラシーが、ある程度高くなくては日常の仕事にも困りますので、ビジネス市場に務める方は、Googleの検索エンジンやスケジュールラー、GA(Googleの解析ツール)なども含め、WebブラウザーをChromeを使っている方が多いと思われます。
で、話は、戻しますが、にもかかわらず、この大手損保会社は、そのChromeに対応していないWebサイトを平気で公開している訳です。
18.82%と言えば、日本で2,000万人レベルの数
ですし、それが、
ビジネス市場に偏っている(保険の契約者に偏っている)のに、
ですよ。
で、私、ちょっとそのトンチンカンさに呆れ、その大手損保会社のWebサイトからメールで問い合わせをしてみました。
「貴社のサイトで契約継続処理を行おうとしたのですが、できません。。。
Chromeに対応してないのでしょうか?」と。。。
答えは、いわゆる顧客問い合わせセンターの方からメールで返ってきました。
お詫びでした。貴重な意見として検討します、との答えでした。
その答えに、むむむ?となったので、さらに返信をしました。
Chromeが世界1位で、日本で2位とのこと、ご存知でしょうか?と。
貴社ともあろう会社が対応していないのはどうなのでしょうか?と。
ちょっとクレーマーぽかったですが、「社長」という立場としても気になりました。
そうしたら、すぐにレスポンスが返ってきました。
これは、素晴らしいです!
さすが!ですね。
でも、返答内容は「大変心苦しいのですが、改定時期は未定であり・・・」とのことでした。
はははー、わかりました。
現場は、最前線として、このような情報をキャッチしており、会社に改善要望を出しているに違いない!、
が、アホな上位層は、やれ予算だ、やれ優先順位だ、とか、いやいや、社長さんは関心がないのでしょう。
世界1位、日本で2位、2,000万人が使えないという現実、、、に鈍感極まりない姿勢、
当社は、朝令暮改ではなく、朝礼朝改、をモットーにしています。
これは、GMOインターネットの熊谷社長の言葉であり、私もまったく同意です。
東進ハイスクールの、「いつやるの? 今でしょう!」って、この会社の社長さんに聞かせてあげたいですね。
2,000万人のお客様の要望に鈍感になっている現実を恥と感じ、即座に改善する!ということに気づいてほしいです。
まあ、同じ(損保)商品は海外では売れないでしょうけど、日本にいる外国人も、世界1位のChromeを使っていることでしょう。
こうやって「ゴールとして勝ち得た社長というポジション」が現場との距離を縁遠くし
、その結果、世界から日本を遅れさせることになる・・・・ってことです。
はははは、たかがWebブラウザーで?って思いますよね、一事が万事ですよ。
★今日のキーワード:
Chrome対応していないサイトは、すぐに対応しないとダメです!
だって、2,000万人からのビジネスチャンスを失っているのですから。
★今日のParadox:
自分への戒めも込めて、
大きくなっても、経営トップは、お客様を敏感に感じ続けるべき!
現場(お客様の声)に敏感な会社、敏感な経営でなくては、楽しくない!
では、今日の社内です。
管理部で、DANSシステムを担当しているSさんです。
DANSシステムって?
DigitalOne Accounting Noting System の略です。(^^ゞ